賛否両論あると思う。

私は、その県とは関わりないし、行きたいなら行けばいいと思う。

気持ちはちょっとわかる。

国政を変えないと地方を変えるにも限度(国の制限)があるって気付いたんだろうね。

地方分権とは言え、すべては国が基準。

変な部分で規制緩和して、地方と都心という格差を生み出す。

政治学から勉強し直した方がいいんじゃないかと言いたくなる。

日本は社会福祉国家。

自由だから格差を容認するアメリカとは違うんだよ。

なのに、社会福祉の予算を減らす。

小さな国家なんて根本的に矛盾するものを目指す。



今度の補正は、「景気回復←企業にイノベーション←イノベーションの資源がない←科学技術の創出

←大学と手を組ませよう!←大学にお金付けるよ」という、いかにも官僚が考えそうな論理で回ってる。

それは、机上の空論。

『事件は会議室で起こってるんじゃない!現場で起きてるんだ!』

大学の特定の研究者を半日訪問することを繰り返すだけで現場を知ったつもりになってるなら、大間違い。

先生達は、頼まれたら断らない。

というより、「今回断ったら、二度と予算が来ないんじゃないか」という恐怖で断れない。

そこにつけ込む官僚と大学役員。

いろんな省庁から予算が来ている注目株の先生は、「うちは年度末になると、研究室じゃなくて経理屋さんに

なるんです」と窮状を話してくれた。

それは、大学事務のフォローの悪さもあるが、予算が来たらそういう状況になることを理解せず

「取れ!取れ!」と追い立て、そういう状況を回避するべく事前に考え動くべき大学役員の怠慢が大きい。

大学事務がフォローしきれないのも、限りある原資をうまく配分できていない役員の怠慢。

そして、そういう大学を見抜けず予算だけ付ける官僚の怠慢。

さらに、教育・研究の促進をと言いつつ運営費交付金を毎年1%削減する、この何代か前の総理から続く

政治の矛盾。

削減分は競争的資金を取れと言うけど、競争的資金の間接経費で運営費削減分を賄うのは間接経費の

趣旨に合わないし、間接経費だけで収支を聞いてくるんだから混ぜては使えないし。

しかも色が付いてるわけじゃないお金をどう使ったかなんて、事務じゃ把握しきれないでしょ。



しかも補正は半年で使えと来た。

補正予算審議中からの1ヶ月で、4億で半年の事業を考えて、最長9ヶ月で4500万の外国からの研究者招聘

事業を考える。

9ヶ月滞在したい・させたい・予定が合う研究者を1ヶ月で探して手続きできるんだろうか?

航空券の手配とか、当たったとしてもいろいろあるし。



大丈夫かいな、大学(+_+)

コメント